日経平均の予想: [070313] 日経平均の今後の見通し

Tuesday, March 13, 2007

[070313] 日経平均の今後の見通し

昨日のNYSEとNASDAQは上昇しましたが、日経平均は20円ほど安く寄り付き、その後も売りが優勢となり、後場に一時前日終値近辺まで上げる場面もありましたが、引けにかけて一段と下げ、結局113円安で引けました。外人は200万株の売り越しで、出来高も20.4億株と連日減少して、高値更新銘柄数は減少して、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差はプラス幅を縮小しました。為替相場が円高方向に振れたことで戻り待ち売り機運が高まったとみられます。2日連続の出来高減少と外人の売り越し基調も問題です。今後の値動きは米国市場の影響が大きいと思われますが、短期投資スタンスは、"売り"に変更します。第三四半期の業績発表はほぼ終了しましたが、今日までのところ、東証一部銘柄の平均増益率は、+0.4%と元気がありませんが、日経平均採用銘柄予想増益率は、+9.4%と、比較的好調です、増益銘柄と減益銘柄の2局化が顕著となってきました。米国市場の今期増益率は+6.3%なので、日経平均が若干優位となってきましが、イールド・スプレッドの差が縮小してきたことから、当面は米国市場と連動した動きとなると思われます。チャートを見ると200日移動平均線の上で推移しているものの、一目均衡表の雲の中に在り、総合乖離率はやっとプラスになりましたが、依然として、中期的上昇トレンドに黄色信号が点灯しています。日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率は日経平均の方がまだ1ポイント上ですので、米国市場が下落すると、日本市場への影響はその分大きくなります。
《材料や参考銘柄、日経平均チャートについては右のLINKにある"YS総合研究所HP"も参考にしてください。》