日経平均の予想: [070315] 日経平均の今後の見通し

Thursday, March 15, 2007

[070315] 日経平均の今後の見通し

昨日のNYSEとNASDAQが上昇したことを受け、日経平均は120円ほど高く寄り付き、その後も上昇し、結局183円高で引けました。外人は1890万株の売り越しで、出来高も23.0億株と比較的低水準推移し、安値更新銘柄数が減少して、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差はマイナス幅を縮小しました。前日急落した反動に加え、米国株高・円高一服を背景に、幅広い銘柄にリバウンド狙いの買いが入ったようです。しかし、サブプライム問題や景気減速への警戒感を払拭するには至っていないと思いますので、景気減速への警戒感はまだ強く、尾を引きそうです。今後も為替と米国市場のから目が離せません。短期投資スタンスは、"売り"を継続します。第三四半期の業績発表はほぼ終了しましたが、今日までのところ、東証一部銘柄の平均増益率は、+0.3%と元気がありませんが、日経平均採用銘柄予想増益率は、+9.4%と、比較的好調です、増益銘柄と減益銘柄の2局化が顕著となってきました。米国市場の今期増益率は+6.3%なので、日経平均が若干優位となってきましが、イールド・スプレッドの差が縮小してきたことから、当面は米国市場と連動した動きとなると思われます。日経平均のチャートを見ると直近の株価は200日移動平均線の上で推移しているものの、一目均衡表の雲の中に在り、総合乖離率もマイナスに逆戻りして、中期的上昇トレンドに黄色信号が点灯しています。日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率は日本の方が+4%と1ポイント高くなっています。米国市場と連動性を強めそうですので今後も注視する必要が有ります。
《材料や参考銘柄、日経平均チャートについては右のLINKにある"YS総合研究所HP"も参考にしてください。》