日経平均の予想: [070322] 日経平均の今後の見通し

Thursday, March 22, 2007

[070322] 日経平均の今後の見通し

21日のNYSEとNASDAQが上昇したことを受け、日経平均は220円ほど高く寄り付き、終日堅調に推移し、結局256円高で引けました。取引内容を見ると、外人は久々に390万株の買い越となり、出来高も21.7億株と多少増加し、高値更新銘柄数が増加して、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差はプラスに転換しました。米国では21日に注目のFOMCが開催されて、コンセンサス通り政策金利は据え置かれましたが、声明文で利上げへの傾斜姿勢を修正し利下げに含みを持たしたことが急騰につながったようです。日経平均は、寄付き段階で直近の戻り高値(17325円)を上回ると、一時300円超上昇。後場伸び悩んだが、終値ベースで約3週間ぶりに25日移動平均を回復しました。東京市場が休場中に海外市場が軒並み高となったことで、投資家心理が好転したようです。今日の上昇で、2月末から続いた世界同時株安は終息したと思われますので、短期投資スタンスは、"買い"を継続します。第三四半期の業績発表はほぼ終了しましたが、今日までのところ、東証一部銘柄の平均増益率は、-0.7%と減益予想に変化してきましたが、日経平均採用銘柄予想増益率は、+8.4%と、まだ比較的好調です、増益銘柄と減益銘柄の2局化が顕著となってきました。国際有力株中心の上昇相場の傾向はしばらく続きそうです。米国市場の今期増益率は+6.4%なので、日経平均が若干優位となってきましが、イールド・スプレッドの差が縮小してきたことから、当面は米国市場と連動した動きとなると思われます。日経平均のチャートを見ると直近の株価は200日移動平均線の上で推移し、かろうじて、一目均衡表の雲の中の上に抜け、総合乖離率もプラスに復帰と、中期的上昇トレンドは一応、青信号にもどりました。今日も日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率は同水準になり連動性を裏付けています。日米市場とも、今回の下げ局面は短期間で終了した模様です。
《材料や参考銘柄、日経平均チャートについては右のLINKにある"YS総合研究所HP"も参考にしてください。》