日経平均の予想: <070814>日経平均の今後の見通し

Tuesday, August 14, 2007

<070814>日経平均の今後の見通し

8/13日のNYSEとNASDAQが小幅安だったことを受けて、日経平均は前日比20円ほど高く寄り付き、その後一時50円ほど安くなる場面もありましたが、後場にかけ若干上昇し、結局44円高で引けました。出来高は18.6億株と急減しましたが、外人は17日ぶりに520万株の買い越しとなり、安値更新銘柄数が減少し、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数の差は-272とマイナス幅は縮小しました。
13日の米国市場では、NYダウ、ナスダック指数ともに小幅ながら3営業日続落。シカゴ225先物安もあり、平均株価は反落スタートが予想されたが、寄り付き前の外国証券経由の売買動向で17営業日ぶりの買い越しとなり、朝方の買い先行につながったようです。
日本市場では信用収縮懸念が和らぎ、押し目買い意欲はまずまずながら、リバウンドは弱く、とても下げ止まったとは言えません。
ここから先も、米国市場が8/6の安値を割るかどうかが今後を占う重要なポイントと思います。重要経済指標発表もあり、今夜も米国市場を注目する必要が有りそうです。日本市場の方も3/5の安値16500を割るかどうかにかかっているようです。
中期的には、一目均衡表では雲の下に在り、総合乖離率もマイナス(-11.4%)で、まだ200日線割れ(-2.6%)と云う状態です、また200日線からの乖離はさほど縮まらず中期下降トレンド入りの可能性は残っています。
テクニカルには、8/2の安値は先週末の終値では割らなかったものの、ざら場ではほぼ同値となり、首の皮一枚で繋がっている感じです。しかし、ファンダメンタルからはほぼ安値圏に到達したと思われますので、中、長期投資には絶好の機会が到来しているとも言えます。今日も、こういったバリュー株に上昇するものが目立ちました。
目先は、相変わらず米国市場次第がという状況が続きそうです。イールド・スプレッドの日米差からの割安感は健在ですので、米国市場が回復すれば、日本市場もバリュー株中心に見直されると思います。それに加え、今日現在の日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率は、日本市場が4.5%下回り、日本市場はまだ売られ過ぎの面があります。
今後も、米国市場の、年後半の景気の動向、サブプライム問題に伴う信用収縮懸念、外人の売買動向に注意しつつ、反転できるかどうかを見極める必要が有ります。
ここからの売買シナリは、3/5の安値16500を割れば売り、割らずに反転すれば買い、が良いように思います。

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