日経平均の予想: <071009>日経平均の今後の見通し

Tuesday, October 09, 2007

<071009>日経平均の今後の見通し

5,8日のNYSEとNASDAQが上昇したことを受け、日経平均は前日比100円ほど高く寄り付き、前場は一時170円ほど高くなる場面もありましたが、その後は軟調に推移し、結局94円高で引けました。外人は390万株の売り越しとなり、出来高も17.0億株と低水準ながら、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数の差は+516とプラス幅が拡大しました。
朝方は9月米雇用統計の改善や、円安基調などを背景に買いが先行しましたが、後場にはアジア株式相場の軟調さなどを背景に伸び悩んだようです。外人は期待に反して売り越しだった点と出来高の少なさも伸び悩みの原因と思われます。
中期的には、一目均衡表では雲の中で、総合乖離率は+4.3%とプラス幅が拡大、200日線との乖離率は-0.8%とマイナス幅が縮小しました。もう少しで中期上昇トレンド復帰と云うところで足踏みしています。
一方、金利差とファンダメンタルから見たイールド・スプレッドの日米差からの割安感は健在ですし、テクニカルから見た今日現在の日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率は、日本市場がまだ10.7ポイント下回り、日本市場はまだまだ売られ過ぎです。日本市場の弱気材料が後退すれば、この差が埋まるものと思われます。
米国企業の業績発表に左右される時期になってきましたので、今後は、企業業績、金利・為替動向と日本の政局の行方や外人買いの動向で、ここからの方向を見極める必要が有ります。
75日線を抜いて上げてきましたので、当面は200日線を抜けるか否かに注目する必要があります。ここからの売買シナリオは、
①200日線を抜かずに下落するケースは25日線を目安として下落、
②200日線を抜いて下落するケースは75日線を目安として下落、
③200日線を大きく抜いて窓埋めとなる17680円近辺で下落するケースは200日線を目安として下落、の3つのケースを念頭に置けば良いと思います。

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