日経平均の予想: <071015>日経平均の今後の見通し

Monday, October 15, 2007

<071015>日経平均の今後の見通し

12日のNYSEとNASDAQが上昇したことを受け、日経平均は前日比70円高で寄り付きましたが、その後は前場は軟調に推移し、後場若干もどしましたが、結局26円高で引けました。外人は520万株の売り越しとなり、出来高は16.2億株と低水準で、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数の差は+255とプラス幅が縮小しました。
先週末の米国市場では、9月小売売上高が市場予想を上回り、個人消費の落ち込みが払拭されたほか、9月生産者物価指数が市場予想を下回り、インフレ懸念が後退するなどを材料に上昇しました。日本市場はシカゴの日経先物の清算値17510円には届かず外人売り越しや出来高低調など、弱い地合です。そろそろ一服しても良い頃です。
一目均衡表では雲の上に抜け、総合乖離率は+7.1%とプラス幅が拡大しました、200日線との乖離率は+0.3%とかろうじてプラスです。中期的には、なんとか上昇トレンド復帰と云う状態です。
一方、金利差とファンダメンタルから見たイールド・スプレッドの日米差からの割安感は健在ですし、テクニカルから見た今日現在の日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率は、日本市場がまだ10.1ポイント下回り、日本市場は、売られ過ぎとなっています。日本市場の弱気材料が後退すれば、この差が埋まるものと思われます。
米国企業の業績発表に左右される時期になってきましたので、今後は、企業業績、金利・為替動向と日本の政局の行方や外人買いの動向で、ここからの方向を見極める必要が有ります。200日線を抜いて上げてきましたので、当面は窓埋めするか否かに注目する必要があります。
ここからの売買シナリオは、
①200日線を抜いて下落するケースは75日線を目安として下落、
③200日線を大きく抜いて窓埋めとなる17680円近辺で下落するケースは200日線を目安として下落、の2つのケースを念頭に置けば良いと思います。

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