日経平均の予想: <080108>日経平均の今後の見通し

Tuesday, January 08, 2008

<080108>日経平均の今後の見通し

7日のNYSEとNASDAQが小動きだったことを受けて、日経平均は前日比70円ほど安く寄りつき、前場は一時140円安となる場面もありましたが、その後上昇に転じ、後場は乱高下し、結局28円高で引けました。出来高は21.1億株と増加傾向ながら低水準で、外人は1090万株の売り越しで、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数の差は-810とマイナス幅が縮小したものの高水準でした。
7日の米国株式市場市場は値ごろ感からの買いと、昨年12月の雇用統計が予想より悪かったことを受けた景気後退観測の売りが拮抗する形で、株価指数は方向感なくもみ合いました。
日本市場は景気や企業業績悪化懸念は根強いものの、短期的な自律反発への期待もあり、強弱感が対立して方向感の乏しい展開でしたが、大引けでは買いがやや優勢でした。内需株が上げ、値がさハイテク株が売られました。
一目均衡表では雲の900円下に在り、総合乖離率は-28.8%とマイナス幅は若干縮小、200日線との乖離率も-13.8%とマイナス幅が若干縮小しました。3つとも依然マイナスですので、中期的トレンドは、赤信号のままです。
一方、金利差とファンダメンタルから見たイールド・スプレッドの日米差からの割安感は健在ですし、テクニカルから見た割安度である日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率は、日本市場が9.6ポイント下回り、若干縮小したものの日本市場は、売られ過ぎが続いています。
今後も米国市場の動きと景気動向、日本の政局の行方や外人の動向で、ここからの方向を見極める必要が有ります。米国市場は、悪材料が重なり大きく下落しました。その影響で日経平均は今日も安値を更新しました。しかし、その結果短期のテクニカル指標は目先の下げ過ぎを示しています。
今のところ米国市場の顕著なリバウンドは見られず、日本市場のリバウンドも限定的です。1月中旬の米金融機関の決算発表が終わるまでは大きくは反発しずらいようですので、もうしばらくは下値を固める展開と思われます。

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