日経平均の予想: <20090622>日経平均の今後の見通し

Monday, June 22, 2009

<20090622>日経平均の今後の見通し

[市況]
19日の、NYDowは下落しNASDAQは上昇したことを受けて、22日の日経平均先物は、前日比20円高で寄り付き、前場に10円安まで売られる場面がありましたが、後場にかけて130円高まで買われました。引けにかけて売られ、最終的に60円高で終わりました。日経平均は40円高で引け、出来高は21.5億株と低水準でした。寄り付き前の外国人は100万株の売り越しで、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、プラス幅が拡大しました。個別銘柄に関しては、買いが有利な状態です。

19日の米国市場では、アジア・欧州株高から、米市場も買いが先行しましたが、朝高の原油が急落で石油株が売られNY Dowは下落して終了しました。一方、マイクロソフトやシティグループが、アナリストの買い推奨で買われ、ハイテクや金融株が全般に堅調となり、Nasdaqは終始、前日終値を上回って推移しました。
22日の日本市場では、先週末の米国市場はまちまちの動きだったにも関わらず、香港などアジア市場が堅調に推移したことやエコカー関連として市場の関心が高いGSユアサが反発したことで、個人投資家の心理が改善し、自律反発狙いの買いが入りました。一方、大手銀行は下落し、トヨタやホンダも下げ、三井物など商社株も下げ、主力株に値下がり銘柄が目立ちました。

[テクニカル視点]
日経平均は、75日線、25日線の上にありますが、9日線の下に在りますので、短期トレンドは黄信号が点灯しています。一方、日経平均の総合乖離率は+20.9%とプラス幅が拡大し、200日線との乖離率は+8.3%とプラス幅が拡大しました。一目均衡表では雲の上に在ります。3つともプラスですので、中期的トレンドは、青信号が点灯しています。
テクニカル面の指標である、日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率の差は、日本市場が1.0ポイント下にある状態となり、日本市場は割安幅が拡大しました。
NYDowは75日線の上にあり、一目均衡表では雲の上に在りますが200日線、25日線、9日線の下に在ります。NASDAQは、一目均衡の雲の上に在り、200日線、75日線、25日線の上に在りますが、9日線の下に在ります。米国市場の短期トレンドは黄信号が点灯しています。中期トレンドも黄信号です。

[ファンダメンタルの現状認識]
イールドスプレッドの日米差は、OECDの2009年の実質GDP伸び率の日米差を反映した結果、改善傾向にはあるものの、現在は日本市場が3.9イント割高となっています。
市場は現在、「GM再生処理」「実体経済の悪化に対する景気対策」「金融機関の損失拡大による金融危機再来」といった問題を主要なテーマにしているようです。1つめの問題については、GMの米連邦破産法11条の適用申請が決まりましたが、今後のテーマは短期間の再建が可能かどうか、経済指標や雇用にどの程度影響するかに移ると思われます。2つめについては、米国の雇用は失業率が9.4%に増加したものの、減少幅に改善の兆しが出てきました。一方、住宅関連指標や景気指標は好悪混在しています。3つめについては、ストレステストの結果発表により金融危機は短期的には遠きましたが、金融機関の不良債権が実質的に減少するがどうかは不透明です。一方、米金融機関の公的資金返済や規制強化の動きは健全化の動きとしては評価できるものの、貸付の抑制につながる懸念から景気にはマイナスとの市場の見方が主流です。
一方、中長期的に見ると、世界景気は減速の勢いは緩和されたものの、改善の気配を未だ見せておらず、輸出の低迷や雇用の減少傾向は世界的に続いています。2010年まで続くと言われる不動産価格の下落から、金融機関の不良債権増加懸念を払しょく出来ず、個人消費や企業の投資の為の資金調達への悪影響を与え続けます。先安感は今後も居座り続けるでしょう。引き続き、金融機関の株価の推移や経済指標などに留意することが肝要と思われます。
ちなみに、シティグループの株価は19日、上昇しました。(1月高値7.59ドルと3月安値1.02ドルに対し、現在3.17ル)
一方、日経平均採用銘柄に関しては、3月決算発表も終わり、予想PERは41.8となりました。PBRは1.3となっています。

[今後の見通し]
日経平均は、先週末のNY Dowが下落したにも関わらず上げました。結果、NY Dowに対する日経平均のプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は+2.3%(220円の割高)となっており、日経平均のプレミアムはプラス幅が拡大しました。プレミアム値は、ここ1週間、-+40円~+290円の間で推移しています。ドル換算チャート上の日経平均(海外投資家からの見た目)は200日線、75日線、25日線、一目均衡表の雲の上に在り、9日線を上回りました。
短期的には引き続き調整局面と考えられますが、ドル・ベースの日経平均は9日線を上回り、今日は抵抗線だった9830円をザラバでは抜きましたので。上昇余地も出てきました。日米ともに9日線を抜くことができれば、日経平均は窓埋めとなる10030円までの上昇が期待できそうですが、出来高が減少傾向である点が問題です。プレミアムもプラス幅が大きくなりましたので、明日は為替に変化がなければ米国市場の動きより下振れする可能性が大きいと思われます。


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